リオ五輪U23代表と過去の五輪チームを比較してみた【アトランタ編】
U23日本代表が小粒と言われてたのにリオ五輪出場を決めました
リオオリンピックに向けたU23サッカー日本代表の選手たちは過去の国際大会において結果を残せず、A代表に飛び級で呼ばれる選手が少なく、Jリーグでレギュラーも掴めず試合にも出られない、小粒だ!谷間だ!と厳しい目線を送られてきました。
なぜA代表に呼ばれないのか、Jリーグのレギュラーが少ないのか。。
いやいや、本当にA代表に呼ばれていないのか、Jリーグのレギュラーは少ないのか、歴代のオリンピック出場チームと比較してみましょう。
まずは、リオ五輪U23日本代表選手のA代表デビュー状況と昨年度リーグ戦出場状況
A代表デビュー済は、遠藤航、南野拓実、久保裕也、浅野拓磨の4名(オリンピック本番まで半年を残した時点での数字)
前年度所属チームでのレギュラーは、22名のうち10名(前年度リーグ戦で7割以上出場者をレギュラーとみなしました)
第一回目はアトランタ五輪のU23日本代表選手と比較
アトランタオリンピック本大会に出場した18名です。川口能活、前園真聖、中田英寿ら懐かしい面々が、23歳以下だったロベカル、ジュニーニョ・パウリスタ、フラビオ・コンセイソン、ロナウド且つオーバーエージ枠でベベット、リバウド、アウダイールを加えた最強チームに勝利した「マイアミの奇跡」を起こした大会です。
アトランタ五輪U23日本代表選手のA代表デビュー状況と前年度リーグ戦出場状況
Jリーグ開幕後3年が経ち若手がグングンと育った希望あふれる時代でしたが、アトランタオリンピック開幕前にA代表デビューを果たしていた選手(A代表デビュー列が黄色)は、キャプテンの前園と城彰二だけでした。因みに当時のA代表監督は加茂周監督。
当時のU23代表選手全員がJ1リーグのチームに所属し、95年度のリーグ戦でレギュラー(7割以上出場とみなした)として活躍していた選手は、18名のうち9名です。
最後にまとめ
アトランタ世代とリオ世代では数字上あまり差がありませんでした。
【アトランタ世代】A代表デビュー18名のうち2名 レギュラー18名のうち9名
【リオ世代】A代表デビュー22名のうち4名 レギュラー22名のうち10名
今はJ1、J2があり、95年当時の外国人はレベルが今より高かった等、比較は難しいところですが、個人的にはJリーグで若手がレギュラーを掴むのは、今の方が難しいと思います。