2016年 国学院久我山高校のバルセロナなサッカーを君は観たか?

 国学院久我山のサッカーはバルセロナのコピーですね。

国学院久我山のサッカーは間違いなくバルセロナを意識している。ディフェンダーを含め、全員が技術に長けているし、ボールを奪われれば前線から鋭いプレスを掛けられる。何より守りの際の一対一が抜群に強いロナウジーニョがいた頃のバルサに近いか。  

  

青森山田、東福岡が勝つ様なら日本サッカーの未来は暗い。

青森山田、東福岡は、高校生にしてはキック力があり、体が強い。でも、勝つべきは市船だったし、桐光だった。負け試合で理由なく勝ったチームが、今大会一番美しいサッカーをするチームに勝つことを僕は望まない。高校サッカーの技術力の低下が叫ばれる中、日本が目指すべきサッカーが国学院久我山のサッカーに集約されている。  
 

FW 渋谷雅也(2年)、名倉巧(2年)、右SB宮原直央(3年)に注目。スーパーなパスワークで前半に相手を崩しきり、どう逃げ切るか

国学院久我山の中心はセンターフォワードの渋谷とトップ下の名倉である。2人とも小柄だが、俊敏性に長け、何よりセンスがある。相手のいなし方をよく心得ている。
その他の選手の基礎技術も総じて高く、高校サッカーレベルでこのパスワークを封じられるチームはないと思われる。 
 

国学院久我山サッカーの絶対的な弱点

いかんせんこのサッカーをフルタイム継続するだけのスタミナを国学院久我山の選手たちは持ち合わせていない。青森山田が勝つには、ブロックを作りロングボールに頼る消耗戦に持ち込み、終盤に勝負をかけられるかというところだろうか。
青森山田の監督は、いかに実力で劣っていることを認識しリアリズムに徹せられるか。勝負の分け目は以外とそんなところにあるかもしれない。もし、桐光に勝った青森山田が過度な自信を持ち、打ち合いの試合に持ち込むなんてことがあれば、青森山田野洲高校の二の舞になりかねないと僕は思う。